今回は、経験者募集の求人広告についてご提案いたします。
経験者と未経験者をひとくくりに募集する危険性
求人メディアに求人広告を掲載する時、
「経験者歓迎」としていながら
「未経験者歓迎」も併記したことはございませんか?
未経験の新人を教育する手間も惜しいほどの
人手不足の状態において、即戦力となる経験者は、
人事としても現場としても喉から手が出るほど欲しいものです。
そして、採用にかかるコスト軽減のために、
間口を広げて未経験者もまとめて募集しようとする
心理もよく分かります。
しかし、経験者と未経験者の二兎を追った求人広告は、
一兎も得られない結果になる事も多いのです。
「二兎追い広告」はなぜ結果が出ないのか
経験者と未経験者の両方をまとめた広告
「二兎追い広告」は、
なぜ結果が出ないことが多いのでしょうか。
それは、「結局どんな人が求められているのか分からない」からなのです!
- どんなスキルが必要なのか
- どの程度のパフォーマンスが求められているのか
- 経験者歓迎とあるけど、未経験者と同等の扱いをされるのではないか
- 経験者も未経験者も歓迎なんて人手不足すぎて大変なんじゃないか
など、求職者自身の能力や希望する条件と
合っているか分からなくて応募を敬遠してしまう……
そのため、結果が出ないことが多いのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なのは、
「経験者と未経験者では知りたい情報が違う」
ということを理解して求人広告を作ることです。
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求人・採用に関するお悩みがあれば、
お気軽にKG情報へご相談ください。
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経験者が知りたい情報とは?
経験者が知りたい情報とは、ざっくりまとめると、
- 自分の経験はどれくらい活かせるのか
(必要な資格や業務で使用する機械、ソフトなど) - どんな仕事を任されるのか
(業務の内容、業務上の立場) - どんな権限を与えられるのか
(会社でのポジション) - どんな待遇で迎えられるのか
(初任給、手当など) - 最初は下っ端からスタートするのか
(研修期間の長さや研修内容など) - どのくらいで昇級・昇給できるのか
(前職との比較)
などです。
求職者の背景を理解した求人広告を
経験者は、自分が培ってきた経験を、
新しい環境でどれほど活かせるか、
会社から高く買ってもらえるのかということを
当然意識して転職に挑みます。
最初から高い給与で即戦力として活躍できるか、
最初は会社の理念や仕事の仕方に慣れるために研修からはじめるのか、
給与や待遇はどの程度で、前職の水準まで上げられるのか……
経験者が知りたい情報は、
自分の生活に関わってくる具体的な情報なのです。
このように、求職者の背景を理解すれば、
それぞれに必要な情報や条件を提示した求人広告こそ
反響が得られるのだと、ご理解いただけると思います。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。