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☆履歴書から性別と年齢と顔写真はなくなる!?☆
・採用判断に性別や年齢、見た目で判断はNG。
・履歴書の意義とは
・履歴書はデメリット?
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最近の求人ネタとしましては、
「副業」「テレワーク」などが注目トピックになっておりますが、
本日は履歴書のニュースをお知らせしたいと思います。
日本の履歴書は、侍の就職活動から始まったとか。
そんな履歴書について、先月の6月30日、
経済産業省へ就職活動の際に利用する履歴書の
性別記入欄廃止を求める要望書が提出されました。
経済産業省は日本規格協会へ通知を行い、
翌7月9日には、JIS規格の履歴書の様式例が削除されました。
何がどうなるか?というと、大手文具メーカーも
「履歴書の全商品について、対応を前向きに検討したい」と、
今後、「性別」「年齢」「写真」欄などのない履歴書が一般化するかもしれません。
参考元:『「性別欄」を履歴書規格から削除 1万筆の署名で業界が動いた』(東京新聞)
男女雇用機会均等法で定められたのは1985年
男女雇用機会均等法制定から35年。
日本の働き方の変革や、定年に対する考えとともに、
性別などに対する意識も大きく変わり、
ついに、履歴書から変わる時代となりました。
最近では採用や入試などにおいて、
性別や年齢で減点しているというニュースも多かったですが、
前提として、採用判断に性別や年齢、見た目で判断はNGです。
※もちろん現実問題として、
男女の区別が必要な職業は多数あり、
一概に男女の区別なく採用選考すべきという話ではないと思います。
現時点での履歴書の意義とは
すでにアルバイト採用などでは、面接時に履歴書不要や、
自社の専用シートに記入すればOKというケースも聞きますが、
社員採用などでは高い割合で、履歴書と職務経歴書がセットで必須です。
一方で、手書きでないとダメだと言われるケースは
さすがに減ってきており、
「手書きの文字に人間性を感じる派」も少数派になってきているそうです。
そもそも履歴書の活用方法を、改めて考えると、
・採用選考資料の一部
・応募者情報の社内共有のため
など。
当たり前ですが、現在ではこういったところに集約されると思います。
そしてこういった部分においても、
コロナ禍で電子化が進んでいますので、
今後数年で、履歴書自体がもうなくなってしまう未来もありそうです。
履歴書はデメリット?
時代が変わったとは言っても、
今までの慣習はなかなか変えられず、
手書きの文字に人間性を感じることを良しとしたり、
会社への応募の熱意を量りたい、そんな思いは重々理解できます。
しかし実際には手書きを義務づけたとしたら、
エントリー後の提出(応募)率は下がり、内容は読みづらく、
本当は良い人材、活躍してくれる人材であったとしても、
履歴書の字の印象で、知らずのうちに不採用にしてしまうケースもあるかもしれません。
考え方によっては、履歴書を変えたり、なくしたりする方が、
本来の目的である、良い人材の採用に近道な場合もあるかもしれません。
新しい生活様式とは言いますが、
採用においても新しい採用様式が求められていそうです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。