今回は、求人広告でよく使う「未経験者歓迎」の強みを
活かす方法についてご提案いたします。
「未経験者歓迎」だけでは避けられる?
求人メディアに求人広告を掲載する時、
『応募のハードルを下げるために”未経験者歓迎“にしましょう』
と提案されたことはありませんか?
そして、その通りにしたのに、応募は振るわない……
といったご経験はありませんか?
求人検索キーワードで「未経験」は常に上位。
また、多くの求人サイトには未経験者歓迎の特集や
検索チェック項目が用意されており、求職者の目に留まりやすくなっています。
間口を広げるために未経験者歓迎とするのは
方向性としては決して間違ってはいません。
しかし、その先に見落としがちなポイントがあります。
それは、ただの「未経験者歓迎」には何の応募条件もついていないため、
『どんな人を求めているのか分からない、
「誰あてでもない求人広告」になっている可能性がある』
ということです。
未経験者歓迎=応募する理由がない?
求職者は、求人サイトにあふれる広告の中から、
自分がやりたいこと、自分に向いているもの、
自分にもできそうなことなどを見つけ、応募しようとします。
しかし、初めての就職や異業種への転職の場合、
企業がどんなに丁寧に業務内容や仕事内容を
記載していても、具体的なイメージは湧きにくいもの。
そんなとき、
ただ「未経験者歓迎」と書いてあるだけでは取っ掛かりがなく、
自分にできるかどうかが分からないため、
特に応募する理由がなくなり、応募しない……
という状態になってしまうことがあります。
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求人・採用に関するお悩みがあれば、
お気軽にKG情報へご相談ください。
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未経験者歓迎の強みを活かすには
では、どうすればいいのでしょうか。
まったくの未経験者でも問題ない求人の場合、
前述のとおり、未経験というキーワードによって
求職者の目に留まりやすいというメリットはとても大きいもの。
それを損なうのは得策ではありません。
そこでおすすめするのが、業務に活かせる
ハードルの低い応募条件を敢えて設定したり、
仕事内容と連動する「求める人物像」を記載したりすることです。
求人サイトにおける「未経験者歓迎」とは、
一般的に職務経験がない方を歓迎するという意味です。
つまり、募集職種の経験がなくても応募できるということ。
『まったく違う仕事やバイト、
日常生活でやっていたことがこの仕事でも活かせる』
という心理を抱かせることが、求職者の意識を応募へ向ける鍵になります。
「誰あてでもない広告」を「自分に向けた広告」に
例を挙げて解説します。
倉庫内でのピッキング作業を募集する場合、
「ピッキング経験者」と書いてしまうと
職務未経験とはいえなくなるためNGです。
そこで、仕事内容に注目して考えていきます。
倉庫内のピッキング作業は、
発注書などのリストと照らし合わせながら、
店舗ごとや配送先ごとに商品を集める仕事です。
求められる能力としては、
・リスト通りに商品を選別する正確さ。
・単純作業をコツコツと進められる忍耐力。
・棚の移動順や商品を取る順番などの効率を重視できる人。
などでしょう。
これをそのまま資格として記載すると、
求人メディアによっては客観性がないとして、NGを出されることもあります。
なので、
*「細かい性格だね」「几帳面だね」と
よく言われるような方にピッタリなお仕事です!
*単純な作業をコツコツ進めることが得意な方に向いています!
*普段の買い物や用事の順番などで
効率を考えながら過ごしている人は、それを活かせるお仕事です。
このように、「求める人物像」として設定することで、
求職者目線で「自分は応募できる」「できない」が分かりやすくなり、
ただ「未経験者歓迎」と書かれているより、応募に結び付く可能性が高くなります。
求職者の心理に寄り添った求人広告づくりが
効果的な採用活動につながりますので、ぜひご一考くださいませ。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。