オリンピック開催が目前に迫り、
感染症対策と海外からの入国者について連日報道が続いています。
外国人労働者については継続して入国制限中ではありますが、
このオリンピックを契機に審議が加速すると目されており、
今後の動向に注目が集まります。
さて今回は、
ミャンマー現地情報&国内外国人労働者の情報をお伝えします。
ミャンマー現地情報
2/1に発生した国軍によるクーデターに起因した報道が
クローズアップされていますが、
中心街であるヤンゴン等では通信環境・交通網も改善され、
日常を取り戻しつつあります。
また、政府機関の再開により入国に係る手続きが可能となっており、
新規入国については、
他国と同列に「日本側の入国制限次第」とされています。
昨年から延期が続いていた日本語能力に関わる試験についても、
8月以降に順次再開が発表され、
これまで滞っていた介護職の対象人材を中心に、
語学習得の環境も復旧に目途が立っています。
現状、日本へ出国待機するミャンマー実習生は、
約3,000名と言われていますが、
海外との往来再開後、手続き完了順の入国が予想されます。
早期に採用計画を立て、
将来を見据えた人員計画も着手してみてはいかがでしょうか。
国内外国人労働者の状況
感染症が拡大した2020年、
その影響は雇用情勢においても大きな変動をもたらしましたが、
実は外国人労働者の総人口を見ると増加しており、
172万人と過去最高を更新しています。
その一因として、新たな在留資格「特定技能」の急拡大があります。
帰国困難となった技能実習生の在留資格変更や、
日本で就労を志す留学生が対象資格を得る等、
多くの申請が届出されています。
特定技能の速報値
特定技能の在留資格で現在日本に在留している方は、
速報値で22,567名。(令和3年3月時点)
前回集計値(令和2年12月時点)から44%増加しており、
その基調は今後も拡大する見通しです。
主な産業分野として、
飲食料品製造業(35.9%)
農業(14.9%)
建設(9.4%)
産業機械製造業(8.6%)
介護(7.6%)
人手不足が深刻化する産業での受入が進みます。
主な国籍として、
ベトナム(62.7%)
中国(9.1%)
インドネシア(8.5%)
フィリピン(7.7%)
ミャンマー(4.3%)
技能実習生の国籍割合と近しい数値になっており、
実習生からの在留資格変更者が大半を占めることが読み取れます。
弊社では企業様の採用支援・外国人労働者受入サポートを行っております。
コロナ禍における雇用情勢の変化にも柔軟に対応し、
1社1社に適したご提案が可能です。
ご不明点お困りごとなど、
お気軽に担当営業までお問合せください。
特定技能の速報値
仲間とともに休日や仕事が終わった後に日本語を勉強中。
その姿勢には頭が下がります。

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