これまでのメルマガでもふれてきましたが、
「技能実習制度の見直し」は、これからどうなっていくのでしょう。
ニュースで取り上げられることも増え、
企業様とのお話の中でもよく聞かれるようになりました。
人材不足で悩んでいる企業側にとってはどう変わるのか?
長期的に考えて人材不足を解消できるような制度になるのか?
制度の詳細がまだ分からない分、不安に思うこともあるでしょう。
今回は、実際に特定技能に移行して頑張り続けている
外国人へのインタビューもご紹介しつつ、
今から大切にしておきたい基本的なことについて
お伝えしたいと思います。
見直しにより注目される「特定技能制度」
制度の見直しにより、専門知識を持つ外国人を受け入れる
「特定技能制度」への移行がしやすくなるとのこと。
元々、特定技能は人材不足対策として導入されたもので
長期的な就労を目的としていた制度です。
特定技能は、外国人にとって技能実習に代わる新たな在留資格。
日本で引き続き生活でき、働くことができるのです。
実習中に知識・技術をしっかり身に付けた外国人は、
立派な「労働力」としても期待ができる人材です。
職場を選ぶ選択肢が広がるため、
「納得のいく賃金で働きたい!」と考えるのは当然です。
都市圏に比べて最低賃金が安い地方の企業様にとっては
特に深刻な問題になるかもしれません。
特定技能に移行した外国人にインタビュー
最初は技能実習生として入国し、特定技能へ移行して
そのまま同じ企業様で就労している外国人に
いろいろなホンネを聞いてみました。
●どうして技能実習から特定技能へ移行しようと考えましたか?
今、母国(ミャンマー)に帰っても仕事はないんです。
せっかくなので、もっと日本で働いて
家族を支え続けていきたいからです。
●技能実習終了後、別会社に転職をしなかったのはなぜですか?
都市圏で働いている友達に話を聞くと
労働時間は変わらないのに、高いお給料をもらっていたので
正直、どうしようか悩みました。
しかし、実習中は会社の方たちに親切にしてもらったし
仕事をたくさん教えてもらったんです。
日本で生活する上で特に問題もないし、せっかく身に付けた技術を
慣れた環境で活かしていきたいと思っていました。
技能実習満了までに会社の方と話し合いをしたのですが、
自分のこれまでの頑張りや身に付けた技術を認めてくれて
必要としてくれたことは本当にうれしかったです。
今の自分に見合った新たなお給料も提示してくれたので
同じ会社で働き続けることを決めました。
●実際に特定技能に移行してみて、どうですか?
これまで以上に出来ることが増え、仕事の幅も広がりました。
自分に自信もついてきましたね!
技能実習生として入ってきた後輩もいるので、
これからは自分が教えていく番だと思っています。
長く続く関係性を築くために
技能実習中に知識・技術をしっかり身に付けてくれた外国人が
特定技能移行後も転職せずにそのまま同じ職場で
長く就労してくれたら、企業側にとっても喜ばしいことだと思います。
特定技能に移行して継続されている企業様は多くいらっしゃいますが
日本人同様、無理に縛りつけることは出来ないので
どのような関係性を保っていくかを常に考えられています。
時には厳しく指導することがあっても、
家族のように愛情ある接し方をしている企業様では
特定技能へ移行する時の話し合いも円滑に運ぶ傾向にあります。
コミュニケーションや愛情表現、信頼度は双方の気持ちもあり、
形や数値に表すことは難しいものです。
言葉の微妙なニュアンスの違いにより
思いの行き違いや誤解が生じてしまうこともあります。
これは「外国人だから」というものではありません。
私たちは、企業様と外国人就労者との間に立ち、
その行き違いや誤解をなくせるよう、
双方の想いや意思を橋渡しする役割を持っています。
いつでもお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。