技能実習を円滑に進める為に、
ミャンマー技能実習生や実習実施機関(受入れ企業様)に対して
様々なサポートをおこなっており、その一環として、
日本語能力試験(JLPT)に合格するための試験対策にも力を入れています。
今回は、介護技能実習生として働いているミャンマー人2名の
日本語能力試験サポートの状況をお伝えします。
日本語能力試験合格へのサポート
入国は今年1月、配属されてから間もない実習生の強い希望により、
7月4日に実施された日本語能力試験に挑戦する事が決定。
日本に来て、はじめての介護業務、慣れない日本での生活、
覚える事が多い中で、毎日欠かすことなく日本語の勉強をしていました。
実習生が仕事も勉強も一生懸命に取り組む前向きな姿勢を見て、
私たちサポートする側も力が入りました。
【日本語能力試験、合格に向けてのサポート内容】
- SNSを利用して過去問題の提供
- 勉強の進捗状況を確認する為、巡回時に小テストを実施
- 小テストから苦手分野を把握して個別指導
- 日本語能力試験を受験する為に必要な情報提供
- 試験当日のタイムテーブルの作成、試験会場への交通手段等の情報提供
実習を円滑に進める為に日本語能力の向上は必要不可欠です。
「ちゃんとコミュニケーションがとれるのか?」、
この不安は受入れ企業側だけでなく、実習生も同じ不安を抱えています。
日本語を覚える事で利用者様や一緒に働いているスタッフの方に
「自分の思いをしっかり伝えたい」、相手の言っている事は理解できるのに
自分の伝えたい事がすぐに言葉にできないもどかしさが、
日本語を勉強する原動力になっているように感じました。
一生懸命に勉強をして臨んだ日本語能力試験の結果、見事合格。
本人たちはもちろん、サポートした私たちも大変喜ばしく感じております。
その他、受入れ企業様から実習生の仕事振りを見て、
- 実習生の仕事に向き合う姿勢や向上心は日本人も見習うべき
- 真面目で一生懸命。吸収しようとする気持ちが強いため手を抜かない
- 現場担当者の負担も予想していたよりも少なかった
など喜びの声も頂いております。
実習生も「みんな優しい」「毎日楽しい」と
笑顔で明るく話してくれた事が、とても印象的でした。
生産労働人口の減少と外国人雇用
2025年には日本人の生産労働人口の割合が
全体の60%を下回り、国民の10人のうち5~6人しか
労働ができない状況になると予測されています。
生産労働人口が減少していく日本で、
外国人雇用は多くの企業が注目しています。
外国人受入れに対して、多くの不安はあると思いますが、
不安を少しでも取り除ける様に、
今後もサポートに力を入れて参ります。
出典:国立社会保障・人口問題研究所
「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)中位推計」
技能実習生として介護施設で働く様子 (配属後 約3ヵ月)
まだ二人一組での業務が中心、一人で介護業務ができるように
一生懸命実習に取り組んでいます。

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