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母国ミャンマーを想い日本で頑張る実習生たち

現在のミャンマー情勢と実習生たちの想い

新型コロナウイルスに関する水際対策が大幅に緩和されたことで、
ミャンマー人技能実習生の入国もスムーズに進んでおります。

ミャンマーといえば、
2021年2月に発生したクーデターが記憶に新しいと思われます。

クーデターの際に国軍が発令した非常事態宣言が来年2月まで延長されているため、
それまでは国軍によるミャンマー統治が続いている状況です。


多くの市民による抗議デモも、
国軍による激しい弾圧で市民が拘束されて暴行を受け、
多数の犠牲者が発生しました。


このような状況下で、情勢が不安定な母国に家族を残し、
遠く離れた日本にやってきた実習生の気持ちはどういったものか…。

サポートしている私たちも気になり、
ミャンマーにいる家族の状況や安否について
実習生に直接話を聞いてみることもあります。

状況は地方によってそれぞれ違うようですが、
実習生のほとんどが「今はミャンマーには帰りたくない」と言います。

もちろん、家族のことはみなさんとても心配しています。


しかし、仕事が少ないミャンマーでは金銭面で家族を支えることができないため、
日本での技能実習で賃金を得て、
母国にいる家族のサポートにつなげることを選択しているのです。


年齢的にまだ若い方ばかりなので、
実習中は寂しい思いをすることもあるでしょう。



ですが、母国の家族のため、生きるために前向きに頑張っているのです。

仕事への取り組み方に関する日本人との違い

実習生たちは、本当に素直で明るい方ばかり。

お話をしていると、同年代の日本人と変わらないと思うこともありますが、
根底にある芯の部分はまったく違うように感じます。



それが、仕事に対する取り組み方の姿勢にも出てくるのでしょう。


実習生を受け入れされている各企業様も、
その違いがはっきりと分かるのではないでしょうか?


先行き不透明な母国を離れ、家族のために働くことに対する強い意志は、
今の若い日本人には理解できないかもしれません。

かくいう私たち自身も今までにそんな経験がないので、
きっと本当に理解するということはできていないのでしょうから。



実習生たちは、はっきりとした自分の目標や夢を持っていて、
その場・その日が楽しかったらいい、と思っている方はいません。

ミャンマーに帰った時には、日本での実習で学んだことを活かして
起業したい、お店を持ちたい、家を建てたい、結婚資金を貯めたい…など
家族に仕送りをしながら、自分自身の目標に向かっているのです。




受け入れ企業様には実習生へ教育・指導をしていただき、
仕事の戦力につなげてもらうようになりますが、
逆に、企業様の方が実習生たちに気付かされることも多いと聞きます。



実習生とのコミュニケーションを重ねることで、
単なる仕事の人手ではない、特別な存在になるはずです。


技能実習生や特定技能の外国人採用を視野に入れられている企業様には、
日本人採用とは違う世界を是非見ていただき、
企業様の発展に活かされることを願っています。

日本で頑張る4名のミャンマー人実習生たち

今回の写真は、
我々がサポートさせていただいているミャンマー人技能実習生たちです。

1期生(右2人)は、コロナウイルスの水際対策による入国制限が始まる直前、
クーデターが起こる前に日本へやってきました。

2期生(左2人)はクーデターが起きた後、
水際対策が段階的に緩和された時に入国できました。

普段から笑顔をよく見せてくれる4人ですが、
胸中では母国ミャンマーへの心配も抱えています。

しかし、日本で頑張って仕事に取り組んでいる姿勢は、
受け入れ企業様からも高く評価されております。


▼KG情報では、技能実習制度の活用に関する
さまざまなサポートを行っております。


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外国人採用などに向けた支援を展開しています。


ご希望・ご要望があれば、何でもご相談ください。

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