国内の労働人口減少に伴った施策の一つに、
外国人労働者の採用が掲げられています。
今では172万人と、生産人口の中でも一定の割合を占め、
その規模は年々拡大を続けています。
その外国人採用の基盤となっているのが「技能実習」と「特定技能」です。
近年、その制度の見直しの議論も加速していますが、
今後のポイントになるのが外国人材の定着です。
専門業者選定のポイント
技能実習であれば監理団体、特定技能であれば登録支援機関。
基本的にこれらの外国人材の採用にあたっては、
専門業者に依頼し、支援・サポートを受けます。
しかしながら、
監理団体・登録支援機関が外国人材のフォローを満足に出来ていない、
という事例は少なくありません。
理由として挙げられるのは、
- 管理不足でトラブルの予兆が掴めていない。
- 書類対応など他の業務に圧迫され、受入企業任せになっている。
といった内容です。
令和4年12月時点で、監理団体は3,615団体、登録支援機関は7,750機関あります。
ただ「費用が安い」だけで選んでしまうと、十分なサポートを受けられず、
外国人材の環境が悪化したり、受入企業側にペナルティが発生するなど、
受入後のトラブルを引き起こす原因にもなり得ます。
専門業者を選ぶ際、注目したいのは下記3点です。
(1)信頼できる窓口担当の存在
(2)信頼できる通訳スタッフの存在
(3)費用明細が理解できるかどうか
日頃のコミュニケーションが業務効率に繋がり、
その関係性が外国人材の最適な環境を整える一歩にもなります。
ぜひ、採用を検討される企業様は参考になさってください。
外国人材の定着に向けて
技能実習制度の見直し議論が加速する中、
そのポイントとして「人権が尊重される制度」が掲げられています。
即ち、これからの外国人材は、転職の自由が拡大し、
受入企業としては、いかに外国人材を定着できるかが、
人員計画を立てる上での課題になっています。
外国人材定着に向けては、
日本人と同じ基準を持つことがポイントになります。
(1)給与・待遇水準を日本人同等かそれ以上にする
(2)キャリアプランを設計する
(3)地域や職場でコミュニティを形成する
SNSの発達により、
国内で活躍する外国人労働者の情報網は加速度的に拡大しています。
「物価を含む生活環境」「仕事のやりがい」。
その地域、その企業にしかない魅力を、外国人材と共に構築していくことが、
安定的な人材定着につながると考えています。
当社では、そういった観点を持ちながら、採用支援はもちろん、
長期定着に向けて外国人材をサポートし、
企業様との円滑な関係構築の支援を行っています。
環境ヒアリングの様子
日本国内で活躍する技能実習生と企業様との環境ヒアリングの様子です。
トラブルの種は無いか、細かく意見交換を行い、
人材定着のサポートを行っています。

▼KG情報では、技能実習制度の活用に関する
さまざまなサポートを行っております。
企業様1社1社のご要望に応え、
外国人採用などに向けた支援を展開しています。
ご希望・ご要望があれば、何でもご相談ください。