MENU
カテゴリー

不安が期待に変わる瞬間!技能実習生とのコミュニケーション

日本国内では、外国人労働者が増加する一方。
しかし、初めて技能実習生の受入れを考える時は、
様々な不安もあると思います。


代表的なものは、
【コミュニケーションがしっかりとれるか】
これが一番多いのではないでしょうか。


同僚とのコミュニケーションはもちろんのこと、
職種によっては第三者と接することもあります。
私も企業様の立場であれば、当然不安に思うでしょう。


しかし、実習生や施設責任者の方とお話をさせていただく中で
不安に対する考えが少し変わったことがありました。

橋渡しでスムーズに

技能実習生の受入れをされている
社会福祉法人の施設を訪問した時のこと。

「コミュニケーションの不安がありましたか?」
と実習生に尋ねると、
「最初は難しかったけど、とにかく仕事を早く覚えられるよう
いっぱい勉強しました」と、はにかみながら答えてくれました。


施設の方に、どのような工夫をされたかお尋ねすると、
「指導役の人が実習生のそばについて、
不安に思った時はすぐに話を聞けるような体制をつくりました。
それをしばらく続けているうちに、
本人も周囲も、お互いが自然と馴染めました。
最初のうちは、やはり橋渡し役が必要ですね」とのことでした。

職場全体でサポートを

実習生は学ぶ姿勢で日本に入国しています。
まず大切なのは、それをいかに職場全体でサポートしていくか。
そういうやりとりの中で、密なコミュニケーションが自然と生まれます。


また、ゆっくりとしたスピードで簡単な会話からはじめることで
実習生の日本語習得にもつながります。
※ちなみに方言はやはり実習生には理解しにくいようです。
普段何気なく使っている方言も、
標準語の日本語教育を受けた実習生には「?」となるようなので参考までに。


同席してくれた監理組合の通訳の方によると、
実習生はヒアリングがある程度出来ていても
覚えている単語の関係で、話すことが苦手な方もいるとのこと。
日本語で話しかけても、
同じような返事になってしまうケースも多いようです。
こういった事情もご理解いただけると幸いです。

理解を深めて不安を期待に

最後に施設責任者の方から、うれしいお言葉も…。
「最初は不安に思っていたけど全然問題なかったですよ。
実習生は真面目な性格で、利用者さんにも好評でした。
これまでの経験談を教えてもらったり、
施設のスタッフ側も勉強させてもらいました!」


もちろん、実際に受け入れてみると
育ってきた環境の違いから様々な苦労も出てくるかと思います。
しかし、技能実習生に対する理解を深めることで
不安が期待に変わる瞬間が必ず訪れると、私は信じています。



※写真は配属時に実習生の部屋で撮影したものです。
この初々しい姿も、1年後・2年後には仕事にも慣れて
すっかり頼もしく感じられるようになっていきますよ。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。

ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

📧 この記事をメールで送る