・在留資格「特定技能2号」の11分野を閣議決定
・技能実習制度は、現在の「技能移転」の趣旨から
「人材育成・人材確保」へ
等々、外国人材を取り巻く新たな枠組みが
急ピッチで整備されています。
国内の人手不足が深刻化する中、
来年とされる新法運用開始までに、
私たちも然るべき準備を進めなければなりません。
特定技能から見る今後の課題
転職が認められている特定技能の課題として、
「人材の都市圏集中」が挙げられます。
今後、技能実習においても転職が認められる方針で進んでおり、
同様の課題の発生が想定されます。
SNSの普及により、外国人材はこれまでより早く、
より正確に国内の情報を得られるようになりました。
「1円でも給料が良い職場に」
「友人と同じ会社で働きたい」
「休日〇〇に行ってみたい」
こうした理由が、外国人材を都市圏に集中させます。
地方企業においては、
人材を定着させるための工夫が必要です。
人材定着のためにすべきこと
弊社では、地方での人材定着をテーマに掲げ
日々のサポートを行っています。
(1)地域コミュニティ
地方にはより結び付きの強いコミュニティがあります。
イベントに参加したり、
近隣の方々から野菜をいただいたり。
その地域にしかない良さを伝えてあげることも
定着化の一手です。
(2)物価比較
都市圏の魅力は「物価」にも比例します。
物件賃貸料や日々の生活費、交際費に至るまで。
「母国にお金を送り、家族を支えたい」
と考える外国人材も多いので、
転職に伴う物価面のメリット・デメリットを
伝えるのも大切なことです。
(3)キャリアアップ
外国人材は
「転職をキャリアアップと捉えるポジティブな価値観」
を持っています。
給与や仕事の裁量が広がることに、
やりがいを感じる人材も少なくありません。
中小企業の割合が高い地方では、
会社内でのキャリアアッププランを設けたり、
そのサポートを手厚くすることで、
定着化に成功されている企業もあります。
※写真は介護検定に臨む外国人材の練習の様子です。

最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。