外国人採用をご検討されている企業様のお話をうかがっていると
「日本語でのコミュニケーションがとれるのか」との不安をよくお聞きします。
仕事上ではもちろんですが、普段からコミュニケーションをとる上で
外国人材の日本語スキルがどんなものなのか、気になりますよね。
今回は、ミャンマー人技能実習生とのコミュニケーションについて
詳しくお話ししたいと思います。
入国時の日本語レベル
在留資格「技能実習」の外国人は、母国の教育センターにて
およそ半年間、日本語の勉強をしてから日本に入国します。
その時点では、基本的な日本語
(自己紹介、ある・ない、暑い・寒い、時間や数字等)の
会話や読み書きが出来る程度のレベルです。
もちろん個人差はあるので、稀にレベルが高い日本語を話す方もいます。
介護職は特に利用者さんとのコミュニケーションを図るためにも
日本語習得が必要な職種であるため、
日常会話程度なら円滑に出来るレベルまで勉強して入国してきます。
日本での生活でさらにレベルアップ
実際に入国してからは日本人からのリアルな日本語を聞き、
試行錯誤しながらでもコミュニケーションを取るようになって
技能実習生の日本語はグンと上達する傾向にあります。
入国した当初はA君よりB君の方が日本語が上手いと思っていたけれど
半年後、逆転してA君の方が上手くなっていた!
というような話はよく耳にします。
これは「日本での生活の中でいかに効率良く学習しているか」が
ポイントになっているのだと思います。
机に向かい、テキストを見ながら学習するのも1つの方法ですが、
日本人社員と一緒に仕事をしている時に
積極的にコミュニケーションを図ることで学習につながります。
例えば、分からない日本語が出てきた時にそのままにしないですぐに聞いたり、
すぐに調べたりする習慣が出来ている方は上達も早いです。
日常生活の中での心がけ次第で大きな差が生まれるのです。
こまめなコミュニケーションの重要性
最初のうちは、実習生との会話がスムーズにいかず
受入れ企業様も戸惑うことがあるかもしれません。
そういう時こそ、こまめにコミュニケーションをとることが大切。
顔を合わせて、ゆっくりとしたスピードで話しかけてみてください。
特に仕事上で使うような専門用語は、テキストなどで頭では分かっていても
実際に日本人の発音で聞かないと、作業中に反応することは困難です。
お互いの距離を少し縮めるためにも、
ゆっくりじっくりコミュニケーションを楽しんでいただけたら幸いです。
これまで何人もの実習生のサポートをしてきましたが、
ほとんどの方が半年~1年の間にある程度困らない日常会話をこなしています。
中には、自ら日本語能力試験のN3合格を目指して受験する方もいます。
日本人社員としっかり連携しながら実習を行うためには、
日本語の理解は必要不可欠です。
実習生たちの日本語への向き合い方の指導、
また企業様側での実習生との向き合い方にお困りの際は
私たちがしっかりサポートをさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
※入国して約2年半の技能実習生へ
日本語についてインタビューをした様子を動画で撮影しました。
少し緊張していますが、普段は方言交じりの日本語で流暢に話しているんです。
よろしければご覧ください。
※YouTubeが開きます
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。