「ミャンマー人ってどんな人?」「日本語能力は?」など、
ミャンマー人材のことををさらに知ってもらうために、
研修センターで数多くのミャンマー人実習生と交流してきた
講師の実体験をもとに
「ミャンマー人の本当のところ」をお伝えします!
研修センターの講師がお伝えするシリーズ第4弾となる今回は
言葉にスポットを当て、
介護職の講習内容を例にお話をさせていただきます。
研修センターでおこなう職種別講習内容
配属後、スムーズに現場で仕事ができるよう
職種ごとに内容を考慮した講習をおこなっています。
【介護職の主な講習内容】
・介護の日本語
・介護の基本(介護の心構え)
・コミュニケーション技術
・移動の介護
・食事の介護
・排泄の介護
・衣服の着脱の介護
・入浴・身体の清潔の介護 など
研修センターでの研修期間は約1ヵ月。
この期間中に、実習指導員の指示で基本的な介護を
実践できるレベルに到達することを目指しています。
教えたことがきちんと理解できているか
確認やテストを繰り返しおこない、
苦手な部分も理解できるまで集中的に教えています。
講習中に危険な行動やトラブルにつながる言動があれば、
「何故その行動がダメなのか」
「どのように対応するのが良いのか」も指導しています。
1ヵ月はとても短いですが、1日でも早く現場で活躍できるよう、
実習生も一生懸命勉強に取り組んでいます!
特に、介護はコミュニケーションを大事にしている業界。
円滑なコミュニケーションをとるために、
言葉は必要不可欠になってきます。
研修センターでは、日常生活で使うような日本語だけでなく、
仕事ですぐに役立つ「現場の言葉」なども教えています。
「現場の言葉」を習得するために
研修センターでの講習は、すべて日本語をつかっておこないます。
ミャンマー人材は、N3に近い日本語能力で入国してくるため、
分かりやすい日本語で伝えると、ほぼ理解はできています。
ですが、介護の現場でよく使われる言葉を
どれだけ知っているかは個人差もあります。
介護施設のスタッフや利用者様とコミュニケーションをとるために
必要な日本語能力はもちろん、
講習の中で個々のレベルを把握しながら、指導内容を調整しています。
講習は座学だけでは伝わらないこともたくさんあるため、
実際に介護ベットや車いすなどを使用しておこなっています。
専門の講師がお手本を見せながら、基本的な介護を教えていく中で
業界ならではの「現場の言葉」を使うことも大事にしています。
こうすることで、言葉の使い方がより分かりやすくなるからです。
ミャンマーでは「お年寄りは敬うべき存在」
という文化が浸透しています。
お年寄りに対して、優しく丁寧に接することが求められる介護職は
ミャンマー人にとって、適性の高い職種だと思います。
その適性が十分発揮できるよう、私たちもサポートを続けていきます。
研修センターで講習を受ける実習生の姿を写真におさめてみました。
ぜひご覧ください。

最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。
ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。