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研修センター講師が伝える!実習生の失踪リスクを減らすための取り組み

「ミャンマー人ってどんな人?」「日本語能力は?」など、
ミャンマー人材のことををさらに知ってもらうために、
研修センターで数多くのミャンマー人実習生と交流してきた
講師の実体験をもとに「ミャンマー人の本当のところ」をお伝えします!

研修センターの講師がお伝えするシリーズ第7弾となる今回は、
失踪リスクを減らすための講習についてのお話です。

研修センターでおこなう講習内容

もちろん入国前も講習をおこなってはいますが、
失踪時のリスク学習を研修センターでも徹底することで
失踪ゼロを目標に取り組んでいます。

研修センターでは、行政書士など専門講師をお招きして
より詳細な内容で、説得力のある講習をおこないます。
犯罪に巻き込まれないための予備知識だけでなく
巻き込まれた際のリスクも教え、
「うまい話に簡単に飛びつかないように」指導しています。

また実習先から失踪して別の仕事をするようなことがあれば、
入管法の資格外活動違反として退去強制の対象となることや
犯罪者として処罰される行為であることも伝えています。

自分自身(実習生)にとって
何ら利益にならないことを重々伝えて
一時の気の迷いで間違った判断をしないよう、
徹底した講習をおこなっています。

実習生の失踪の原因

近年では、友人やSNSなどを通じて
「実習先から失踪すれば、もっとお金が稼げる仕事がある」
などの情報が実習生の目にとまってしまうこともあるので、
決してこのような誘いに乗ってはいけないことも繰り返し伝えています。

SNSなどの勧誘だけでなく、
受入れ企業側の「賃金等の不払い」や「実習生への不適切な取扱い」
失踪の原因のひとつに挙げられています。

不適切な取り扱いの一例としては、
暴言や脅迫(例/指示に従わなければ帰国させる旨の発言等)、
暴行(例/殴打、足蹴りを行う、工具で叩く等)といった行為が
挙げられます。


配属された実習生と会話していると
文化や言語の理解力等の違いなどから、指導する側の意図が
誤って伝わってしまっているなと感じることも実際にあります。

一方通行になってしまわないよう、
通訳を介してしっかりと理解してもらえるコミュニケーション
とることが必要だと感じています。

日頃から個々の技能実習生の状況に十分配慮して、
指導に際しても丁寧な態度でコミュニケーションをとることで
信頼関係の構築に努めることも、
失踪リスク軽減には効果的だと思います!


研修センターで講習を受ける実習生の姿を写真におさめてみました。
ぜひご覧ください。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。

ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

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