今回は、兵庫の技能実習担当の辛島より、
実習生の移行試験に関する小話をご紹介します。
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<移行試験とは>
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技能実習生の在留資格は1号~3号に分けられ、
それにより在留可能期間が決まっています。
入国当初(1号)の在留期間は1年間ですが
約9ヶ月後に受講する移行試験に合格することで
資格が1号から2号に移行し、在留期間も2年延長できるようになります。
試験内容は「筆記」と「実技」。
筆記は○×形式で全20問、
実技はそれまでに学んできた事を、業界団体の試験官に見てもらいます。
どちらも100点満点の60点以上で合格となります。
昨年12月に行なわれた2社(食肉加工、鳶)の移行試験に
それぞれ立ち合わせていただきましたのでその時の様子をご紹介します。
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<試験当日>
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まずは食肉加工会社から2人が受講。
本人たちよりも社長さんや常務さん、
直接指導をされている部長さんの方が
「子どもの入試を思い出す」とかなりの緊張気味。
逆に実習生たちは周りの心配をよそに
全く緊張していないようで、そのギャップが印象的でした(笑)
60分の持ち時間のなか、
40分程で出てきたときはビックリしましたが、
試験の出来を聞いてみると2人とも笑顔で「出来た!!」の一言。
合否の結果は後日連絡が入るとのことでした。
その後は、実技試験が行われましたが、こちらも自信満々で終了したようです。
一方の鳶からの受講者は3人。
こちらはしっかり勉強したとは言っていましたが、
私にも伝わるほど緊張がすごい!
しかし、筆記試験は食肉加工会社の受講者2人を上回る時間の20分で終了。
3人とも予想以上に早く終わりましたが、
出てきた顔を見ると、最初の緊張がウソのように
晴れやかな表情をしていたので少し安心しました。
その後、試験官から
「よく勉強していました! 筆記は全員、合格です!!」
とその場での合格発表。
(試験官によっては当日教えてくれない場合もあります)
続いての実技試験は、
普段先輩からしっかり指導を受けているようで
落ち着いて順調に作業ができたとのことです。
★下記から鳶の移行試験の様子がご覧いただけます
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<試験結果>
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今回試験を受けた全員に合格通知が届きました!!
この後、更新の申請を行なえば、
晴れて1号から2号に移行となり、在留期間の2年延長が可能になります。
両社ともそれを見越して、2期生の実習生の受け入れを進めていました。
これから先、彼らが先輩となり
後輩の指導(仕事や日本での生活について)に頑張ってくれることでしょう!!
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