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最新のアルバイト/パート事情【自宅で時給4,000円のバイトも!?】

今どきのアルバイト事情まとめ

今どきのアルバイト事情まとめ

先日お客様との会話で「人手不足だけど最近の人はどこでバイトしてるの?」という話になりましたので、調査してまとめてみました。

アルバイト・副業の世界はこの10~20年で大きく様変わりしました。テクノロジーの進化や SNS の普及、さらにはコロナ禍による生活様式の変化を背景に、従来は存在しなかった新しいタイプの「今時のアルバイト」が次々と登場しています。かつては「学生バイト=飲食店」というイメージが強かったものの、コロナ以降その図式も崩れつつあります。

企業側でもセルフレジの導入や配膳ロボットの普及によって単純作業系のバイト募集が減少し、人手不足対策としてスポットワーク(単発・短期のギグワーク)を活用する動きが広がりました。その結果、時間や場所に縛られず働ける柔軟な副業スタイルが一般化し、アルバイト市場は大きな転換期を迎えています。ここでは、10~20年前には考えられなかった新種のバイトや副業がどのように広がっているのか、実際の募集事例やデータを交えて解説します。

AI・テクノロジー関連の新バイト

近年、AI 技術の発展に伴い登場したのが「AI トレーナー」や「データアノテーター」などのテクノロジー関連バイトです。AI チャットボットに日本語で会話を教えたり、機械学習用データを作成・精査したりする仕事が中心で、海外企業のリモート求人も多く在宅で英語スキルを活かせる副業として人気です。

実際に米 Outlier 社の日本語対応リモート AI トレーナー求人では 時給 31 ドル(約 4,000 円超) が話題になりました。好きな時間に働けるフリーランス案件のため、育児中の主婦層にも支持されています。ただしタスク量が安定せず、思うように稼げないケースもある点には注意が必要です。

SNS 活用型バイト(インフルエンサー・投稿代行 等)

スマートフォンと SNS が普及した現代では、SNS を活用した新しいアルバイトも多数登場しています。代表例はインフルエンサー関連の仕事や、企業・個人の代わりに SNS 投稿を行うSNS 運用代行です。特に若い世代は TikTok や Instagram での発信に慣れており、動画編集や発信側の仕事を希望する人も増えています。

SNS 投稿代行・口コミ拡散の仕事

特別な知名度や高度なスキルがなくても始めやすいのが、SNS 投稿代行やレビュー・口コミ作成といった内職的な仕事です。Facebook 投稿をブログに転載したり、ブログ記事を分割して X(旧 Twitter) に投稿したりする簡易タスクが中心で、1 件あたりの報酬相場は約 300 円。慣れれば 15 分ほどで完了し、時給換算 1,200 円程度も狙えます。

ポイ活・報酬型アプリで稼ぐ小遣い副業

日常生活でポイントを貯め、現金や電子マネーに換える「ポイ活」も副業収入の手段として定着しました。オンラインアンケート回答や歩数連動型アプリなど、スマホで完結するミニタスクが主流です。月間収入は 1,000~5,000 円相当 が最多層で、コツコツ続ければ年間数万円の副収入になるケースもあります。

在宅副業:せどり・ネットショップ運営

フリマアプリや Amazon マーケットプレイスが普及したことで、個人でも物販ビジネスを始めやすくなりました。リサイクルショップで安く仕入れた商品を高値で転売したり、ハンドメイド作品をオンライン販売したりするケースが典型です。ハンドメイド市場は 2024 年時点で約 1,500 億円 規模に拡大しています。

主婦のスキマ時間活用:クラウドソーシングとタスク系業務

子育てや家事の合間に取り組める在宅ワークとして、クラウドソーシングが主婦層の支持を集めています。代表的なタスク例:

  • 記事ライティング・コンテンツ制作(体験談やレビュー)
  • データ入力・整理(Excel への転記 など)
  • データチェック・アンケート回答

1 件数十~数百円の小口案件が多いものの、スキマ時間に積み上げることで月に数万円を稼ぐ人もいます。

学生に人気の新業態バイト

ギグワーク・単発バイトの台頭

Uber Eats 配達員や、タイミー・シェアフルといった単発マッチングアプリの利用が学生の間で急増。シフトに縛られず、授業や部活の合間に稼げる自由さが魅力です。平均時給は 1,200 円前後で、好調時は 2,000 円に達する例も報告されています。

デジタル・クリエイティブ志向の仕事

動画編集、プログラミング、デザインなどデジタルスキルを活かすアルバイトにも注目が集まっています。「時給よりも成長機会」を重視する学生が増え、YouTube 動画編集や長期インターンシップ型エンジニア職、SNS 運用スタッフなどの求人に応募が集中する傾向が見られます。

まとめ

AI トレーナーなどテクノロジー副業から、SNS 時代ならではのインフルエンサー関連バイト、ポイ活、物販副業、クラウドソーシング、柔軟シフトを好む学生のギグワークまで、アルバイト市場は多様化が加速しています。

人事担当者としては、求職者がどのような働き方を求め、何に価値を置くのかを把握することが採用・定着施策において重要です。本資料が時代に即した人材活用を検討する一助となれば幸いです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も随時、情報提供をさせていただきたいと思います。

ご要望などございましたら、
Webフォーム、またはお電話からお気軽にご相談ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

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